「せっかく送ったメールが迷惑メールフォルダに入ってしまった…」そんな経験はありませんか?
ビジネスシーンでも、個人のやり取りでも、メールが正しく届かないのは大きな問題です。
この記事の内容
■ 迷惑メールに振り分けられる主な原因
■ 主要プロバイダ別!迷惑メール対策のポイント
■ 迷惑メールと判断されないための具体的なチェックリスト
■ 到達率をさらに高める認証技術
■ 迷惑メール対策におすすめのメール配信システム
この記事では、メールが迷惑メールに振り分けられてしまう主な原因を、Gmail、Outlook、Yahoo!メールといった主要なメールサービスごとに解説します。
さらに、送信者側ができる具体的な対策や、迷惑メール判定を回避するためのチェックリスト、そしてメール配信システム「マイスピー」の活用法まで、網羅的にご紹介します。
迷惑メールに振り分けられる主な原因

- ■ 送信ドメイン認証の不備
■ IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されている
■ 本文や件名に含まれるNGワード・迷惑メールと判断される表現
■ 送信元IPアドレスの信頼性の低下
■「なりすましメール」と認識されている
迷惑メールに振り分けられる原因について解説します。
送信ドメイン認証の不備
メールが迷惑メールに振り分けられてしまう背景には、受信側のメールサーバーが、送信元からのメールを「信頼できるか」「安全か」どうかを判断する様々な基準があります。
その中でも特に重要視されているのが、「送信ドメイン認証」と呼ばれる技術です。
これは、メールが正規の送信元から送信されたものであることを証明するための仕組みであり、SPF(SenderPolicy Framework)、DKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(Domain-based MessageAuthentication, Reporting &Conformance)といった規格が存在します。
これらの認証が正しく設定されていない、あるいは認証に失敗した場合、受信側のメールサーバーは「送信元が不明瞭」あるいは「なりすましの可能性」があると判断し、メールを迷惑メールフォルダに振り分ける可能性が高まります。
メールの信頼性を確保し、受信者に確実に届けるためには、これらの送信ドメイン認証を適切に設定・運用することが不可欠です。
設定が不備なままメールを送信し続けると、たとえそれが正当なビジネスメールであっても、読者に届かない、あるいは誤解を招く原因となりかねません。
IPアドレスやドメインがブラックリストに登録されている
メールサーバーは、日々膨大な量のメールを受信します。
その中で、悪意のある送信元や迷惑メール送信者からのメールを効率的にブロックするため、「ブラックリスト」という仕組みを利用しています。
ブラックリストとは、過去に迷惑メール送信の履歴があるIPアドレスやドメインを登録したデータベースのことです。
もし、あなたの利用しているメールサーバーのIPアドレスや、あなたがメールを送信するために使用しているドメインが、このブラックリストに登録されてしまっている場合、受信側のメールサーバーは、そのIPアドレスやドメインから送られてきたメールを「迷惑メールである可能性が高い」と自動的に判断します。
一度ブラックリストに登録されてしまうと、たとえその後に迷惑メール送信をやめたとしても、すぐにリストから削除されるわけではありません。
メールが迷惑メールフォルダに振り分けられやすくなるだけでなく、最悪の場合、メールが完全にブロックされてしまうこともあります。
したがって、定期的に自身のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていないかを確認し、もし登録されている場合は、速やかに解除申請を行うなどの対策を講じることが、メール到達率を維持するために非常に重要となります。
本文や件名に含まれるNGワード・迷惑メールと判断される表現
メールの内容、特に件名や本文のテキストも、迷惑メールフィルターがメールの性質を判断する上で重要な要素となります。
迷惑メール送信者は、受信者の注意を引きつけたり、誤解を招いたりするために、特定の単語やフレーズを頻繁に使用する傾向があります。
例えば、「当選」「限定」「無料」「今だけ」「緊急」「至急」「キャンペーン」「高収入」「絶対儲かる」「リスクなし」といった、煽情的な言葉や、過度に利益を強調する言葉は、迷惑メールでよく見られます。
また、「!!!」のような過度な感嘆符の使用、全角カタカナや英数字の多用、意味不明な記号の羅列なども、受信者の警戒心を煽り、迷惑メールだと判断されやすくなる要因となります。
さらに、本文中に含まれるURLについても注意が必要です。短縮URLや、正規のサイトとは似て非なる偽装されたURLは、フィッシング詐欺やマルウェア配布サイトへの誘導に使われることが多いため、フィルターの検知対象となりやすいです。
これらの「NGワード」や不審な表現を避けることで、メールが迷惑メールと誤認されるリスクを減らし、受信トレイに届く可能性を高めることができます。
送信元IPアドレスの信頼性の低下
メールは、特定のIPアドレスから送信されます。
このIPアドレスには、「レピュテーション(Reputation)」、つまり「評判」や「信頼度」のようなものが存在します。
レピュテーションは、そのIPアドレスから過去にどのようなメールが送信されてきたか、迷惑メールとして報告された履歴があるか、といった情報に基づいて形成されます。
もし、あなたが共有IPアドレス(複数のユーザーで一つのIPアドレスを共有している場合)を利用していて、同じIPアドレスを使っている他のユーザーが迷惑メールを送信していると、そのIPアドレス全体のレピュテーションが低下する可能性があります。
また、自身のIPアドレスであっても、過去の送信履歴が悪かったり、突然大量のメールを送信し始めたりすると、レピュテーションが低く評価されることがあります。
受信側のメールサーバーは、このIPアドレスのレピュテーションも考慮してメールの受信可否や振り分けを決定します。
レピュテーションが低いIPアドレスから送信されたメールは、たとえ内容が正当なものであっても、受信サーバーから「信頼性に欠ける」と判断され、迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まるのです。
そのため、IPアドレスのレピュテーションを良好に保つことは、メール到達率を向上させる上で非常に重要です。
「なりすましメール」と認識されている
「なりすましメール」とは、実在する企業や個人になりすまして、受信者を欺こうとする悪質なメールのことです。
例えば、銀行や有名なオンラインサービスを装って、IDやパスワード、クレジットカード情報などを不正に入手しようとするフィッシングメールなどがこれにあたります。
受信側のメールサーバーは、このようななりすましメールを検知するために、様々な技術や情報を用いて判断を行っています。
その判断材料の一つとして、前述の送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)があります。これらの認証が正しく行われていないと、「正規の送信元ではない可能性」があると判断されやすくなります。
また、メールの送信元IPアドレスと、メールヘッダーに記載されている送信元ドメインの整合性が取れていない場合や、メールの内容が過去に確認されたなりすましメールと類似している場合なども、なりすましと判断される要因となります。
一度「なりすましメール」として認識されると、受信側のセキュリティシステムによって、受信トレイには届かず、自動的に迷惑メールフォルダに振り分けられたり、あるいは完全にブロックされたりすることがあります。
これは、受信者を保護するための重要な機能ですが、意図せずともなりすましと誤認されてしまうケースもあるため、送信ドメイン認証の確実な設定や、メール内容の正当性の確保が極めて重要になります。
主要プロバイダ別!迷惑メール対策のポイント

- ■ Gmailの送信者ガイドライン
■ Outlook・Hotmailの新送信者要件
■ Yahoo!メールの送信ドメイン認証
■ docomo・Softbankメールの注意点
迷惑メール対策をプロバイダ別に紹介します。
Gmailの送信者ガイドライン
世界で最も利用されているメールサービスの一つであるGmailは、受信者保護のため、メール送信者に対して厳格なガイドラインを設けています。
2024年2月1日より、Gmailは、一定量以上のメールを送信する送信者に対し、新たな要件を導入しました。
これらの要件は、送信者と受信者の双方にとって、より安全で快適なメール環境を提供することを目的としています。
具体的には、送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)のいずれかを設定し、メールが正当なものであることを証明することが必須となりました。
また、受信者からの「迷惑メール」としての報告率を一定以下に抑えることも求められています。
さらに、メールマガジンなどのプロモーションメールを送信する場合には、受信者が簡単にメール配信の停止(購読解除)を行えるように、「ワンクリックでの購読解除」機能を提供することが義務付けられました。
これらのガイドラインを遵守しない送信者からのメールは、Gmailの受信トレイに到達しない、あるいは迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が高まります。
Gmailへメールを送信する際には、これらの最新のガイドラインを理解し、適切に対応することが、メール到達率を確保するために不可欠です。
Outlook・Hotmailの新送信者要件
Microsoftが提供するメールサービスであるOutlook(旧Hotmail、Outlook.comを含む)も、Gmailと同様に、メール送信者に対する新たな要件を導入しました。
これらの要件は、2025年5月5日より適用が開始される予定です。
この新しい要件では、Gmailのガイドラインと共通する点が多く、メールの信頼性を高めるための措置が中心となっています。
具体的には、送信ドメイン認証(SPF、DKIM)の実施が必須となります。
これにより、送信元が詐称されていないことを確認し、なりすましメールの流入を防ぐことを目的としています。
また、受信者からの迷惑メール報告率を低く保つことも、重要な指標となります。
受信者が「迷惑メール」としてマークする割合が高い送信者に対しては、メールの到達率が低下する可能性があります。
さらに、プロモーションメールなどを送信する際には、受信者が容易に購読解除できるような仕組み(ワンクリック購読解除など)を提供することも、推奨されています。
これらの要件に対応しない場合、Outlookユーザーへのメール配信に支障が生じる可能性があるため、事前に確認し、必要な設定や対応を行うことが重要です。
Yahoo!メールの送信ドメイン認証
Yahoo!メールも、他の主要なメールサービスと同様に、メールの信頼性を確保し、迷惑メールの流通を防ぐための取り組みを進めています。
特に、送信ドメイン認証技術の利用を強く推奨しています。
具体的には、SPF(SenderPolicy Framework)とDKIM(DomainKeys IdentifiedMail)の設定が、Yahoo!メールへのメール配信において重要視されています。
SPFは、メールが正規のサーバーから送信されたものであることをIPアドレスに基づいて検証する仕組みです。
DKIMは、メールの送信時にデジタル署名を付与し、受信時にその署名を検証することで、メールの内容が改ざんされていないこと、および正規の送信元からのものであることを確認する仕組みです。
これらの送信ドメイン認証が適切に設定されていない場合、Yahoo!メールの受信サーバーは、送信元が不明瞭であると判断し、メールを迷惑メールフォルダに振り分けたり、あるいは配信を拒否したりする可能性が高まります。
Yahoo!メールにメールを確実に届けたいと考える送信者は、自社のドメインに対してSPFとDKIMの設定を正しく実施し、認証が有効であることを確認する必要があります。
これにより、メールの信頼性が向上し、受信トレイへの到達率を高めることができます。
docomo・Softbankメールの注意点
日本の携帯キャリアメールサービスであるdocomo(キャリアメール)やSoftbankメールも、独自の基準で迷惑メールを判定し、受信者を保護しています。
これらのキャリアメールサービスでは、特に、送信元情報の明確さが重視される傾向があります。
例えば、メールの送信元IPアドレスが不明確であったり、信頼性の低いサーバーから送信されていたりする場合、迷惑メールと判断されやすくなります。
また、上記で述べたSPF、DKIMといった送信ドメイン認証の設定も、キャリアメールへの到達率に影響を与える可能性があります。
これらの設定が不十分だと、送信元が確認できないメールとして扱われ、迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクが高まります。
さらに、件名や本文の内容も、キャリアメールのフィルターに影響を与えることがあります。
「登録」「当選」「無料」「高額報酬」といった、ユーザーの興味を引くような、あるいは金銭に関わるような宣伝文句や、不審なURLの記載は、迷惑メールと誤認される可能性が高まります。
キャリアメールへの配信においては、送信元情報の信頼性を確保し、送信ドメイン認証を設定すること、そして、広告・宣伝メールとして誤解されないような、丁寧で分かりやすい表現を心がけることが重要です。
迷惑メールと判断されないための具体的なチェックリスト

- ■ 送信ドメイン認証の設定状況を確認する(SPF/DKIM/DMARC)
■ IPアドレス・ドメインがブラックリストに登録されていないか確認する
■ メール本文のフィルター回避
■ 許諾取得と解除リンクの設置
■ IPレピュテーションと送信量の管理
迷惑メールと判断されないための対策について解説します。
送信ドメイン認証の設定状況を確認する(SPF/DKIM/DMARC)
迷惑メール判定を回避し、メール到達率を高めるための最も基本的な、そして最も重要な対策が、「送信ドメイン認証」の正しい設定と運用です。
SPF、DKIM、DMARCといった認証技術は、メールの正当性を証明し、送信元になりすましや改ざんが行われていないことを受信サーバーに伝えるための強力な手段となります。
まずは、ご自身のメール送信に利用しているドメインに対して、これらの認証が正しく設定されているかを確認してください。
SPFレコードは、ドメインのDNS設定に、どのIPアドレスからのメール送信を許可するかを記述します。
DKIMは、メール送信時に秘密鍵で署名を行い、受信側が公開鍵でその署名を検証します。
DMARCは、SPFとDKIMの結果を基に、ドメインのポリシー(認証に失敗した場合のメールの扱い方など)を定義します。
これらの設定が正しく行われているか、定期的に確認することが推奨されます。
DNS設定ツールや、オンラインのSPF/DKIM/DMARCチェッカーなどを利用して、設定内容に誤りがないか、期待通りに機能しているかを確認しましょう。
設定が不備なままだと、たとえ意図せずとも、正規のメールが迷惑メールと判断される原因となり、ビジネス機会の損失につながる可能性があります。
IPアドレス・ドメインがブラックリストに登録されていないか確認する
メール送信において、IPアドレスやドメインの「評判」は非常に重要です。
もし、あなたのメール送信に利用しているIPアドレスやドメインが、迷惑メール送信者リスト(ブラックリスト)に登録されてしまっている場合、受信側のメールサーバーは、その送信元からのメールを自動的に迷惑メールとして扱う可能性が極めて高くなります。
ブラックリストへの登録は、過去の迷惑メール送信履歴、大量のメール送信によるサーバーへの負荷、あるいは不正利用など、様々な原因によって引き起こされます。
一度登録されてしまうと、解除されるまでメール到達率に深刻な影響が出るため、定期的な確認が不可欠です。
確認方法としては、MXToolboxやSenderScoreといった、オンラインで利用できるブラックリストチェックツールを活用するのが一般的です。
これらのツールに、ご自身のIPアドレスやドメインを入力することで、現在どのブラックリストに登録されているかを確認することができます。
もし、ブラックリストに登録されていることが判明した場合は、その原因を特定し、是正措置を講じた上で、各ブラックリスト管理者に解除申請を行う必要があります。
このプロセスは、メール到達率を回復させるために、迅速かつ丁寧に進めることが求められます。
メール本文のフィルター回避
メールの内容、特に件名や本文のテキストは、迷惑メールフィルターがメールを判定する上で、重要な要素の一つです。
受信者がメールを開封する前に目にする件名には、特に注意が必要です。
「緊急」「限定」「無料」「当選」「在庫一掃」「大幅割引」といった、過度に煽情的な言葉や、受信者の注意を引こうとするだけの言葉は、迷惑メールで頻繁に使用されるため、フィルターに検知されやすくなります。
また、「!!!」や「???」といった過度な記号の使用、意味不明な英数字の羅列、全角文字と半角文字の不規則な混在なども、不審なメールと判断される原因となります。
本文においても同様です。
「高額当選」「確実に儲かる」「リスクなし」といった、非現実的な利益を謳う表現や、一方的な宣伝文句、不自然な日本語表現は避けるべきです。
さらに、本文中に記載するURLについても注意が必要です。
短縮URLの多用や、正規のサイトと酷似した偽装URLは、フィッシング詐欺やマルウェア感染のリスクがあるため、フィルターにブロックされる原因となり得ます。
これらの「NGワード」や不審な表現を避け、件名・本文ともに、明確で分かりやすく、受信者にとって有益な情報を提供するように心がけることが、迷惑メールと誤認されないための重要な対策となります。
許諾取得と解除リンクの設置
メールマーケティングにおいて、受信者からの「事前の許諾(オプトイン)」を得ていることは、迷惑メールと判断されないための大前提です。
法的な観点からも、また、迷惑メール報告率を下げるためにも、受信者が「自分から登録を希望した」メールであるという認識を持つことが不可欠です。
メール配信リストを作成する際には、必ず、受信者が明確に同意したユーザーのみを含めるようにしましょう。
また、一度メール配信の許諾を得たとしても、受信者はいつでも配信を停止したいと考える可能性があります。
そのため、送信する全てのメール(特にプロモーションメールやニュースレターなど)には、受信者が容易にメール配信を停止できる「登録解除リンク(Unsubscribelink)」を必ず設置する必要があります。
このリンクは、目立つ場所に、分かりやすい文言(例:「配信停止はこちら」「購読解除」)で表示し、クリックすればすぐに手続きが完了するように設計することが重要です。
近年では、GmailやOutlookなどの大手メールサービスが、ワンクリックでの登録解除を推奨、あるいは義務付けています。
この推奨に沿った、RFC8058で定義されているような、よりセキュアな登録解除の仕組みを導入することも、メール到達率の向上に繋がります。
受信者が迷惑メールだと感じることなく、安心してメールを受け取れる環境を整えることが、長期的なメールマーケティングの成功につながります。
IPレピュテーションと送信量の管理
メール送信におけるIPアドレスの「レピュテーション(評判)」は、メール到達率に直結する重要な要素です。
このレピュテーションは、IPアドレスから送信されるメールの質、量、そして受信者からの反応(開封率、クリック率、迷惑メール報告率など)によって形成されます。
特に注意すべきは、大量のメールを短時間に一気に送信する行為です。
これは、迷惑メール送信者によく見られるパターンであるため、受信側のメールサーバーから疑われ、レピュテーションが低下する原因となります。
メール送信は、IPアドレスの能力や、受信者の許諾状況などを考慮し、適切なペースで段階的に行うことが推奨されます。
また、送信するメールの中に、存在しない、あるいは無効なメールアドレス(バウンスメール)が多く含まれている場合も、IPレピュテーションの低下につながります。
これは、送信リストのメンテナンスが不十分であることを示唆し、受信サーバーからの信頼を損なう可能性があります。
定期的にリストをクレンジングし、無効なアドレスへの配信を停止することが重要です。
良好なIPレピュテーションを維持・向上させるためには、質の高いコンテンツを、適切な頻度で、正当な受信者に対して送信し続けることが不可欠です。
到達率をさらに高める認証技術

- ■ BIMIとVMCによるブランド信頼性の可視化
■ メール転送時の認証を担保するARC
到達率をさらに高める認証技術について解説します。
BIMIとVMCによるブランド信頼性の可視化
近年、メールの信頼性をさらに高め、受信者からのエンゲージメントを促進するために、新たな認証技術が登場しています。
その一つが「BIMI(BrandIndicators for MessageIdentification)」です。
BIMIは、メール送信者のブランドロゴを、受信者のメールクライアント(Gmail、Outlookなど)のメール一覧画面や、メール開封画面に表示させるための規格です。
このブランドロゴを表示させるためには、まず、送信ドメインがDMARC(Domain-basedMessage Authentication, Reporting & Conformance)によって強力なポリシー(p=quarantine またはp=reject)で保護されている必要があります。
さらに、ブランドロゴが正規品であることを証明するために、「VMC(Verified MarkCertificate)」と呼ばれる、商標登録されたロゴの所有権を証明するデジタル証明書が必要となります。
BIMIとVMCを導入することで、受信者は、メールが正規のブランドから送信されたものであることを視覚的に、かつ確実に認識できるようになります。
これにより、ブランドへの信頼性が向上し、フィッシング詐欺のようななりすましメールとの区別が容易になります。
結果として、受信者は安心してメールを開封しやすくなり、メール到達率の向上、さらには開封率やクリック率の改善にも繋がることが期待されます。
メール転送時の認証を担保するARC
メールは、送信されてから受信者の受信トレイに届くまでに、様々な経由地を通過することがあります。
特に、メーリングリストや、メール転送サービス、あるいは組織内のメールサーバーを経由する際に、元のメールの送信ドメイン認証情報(SPF、DKIM)が無効になってしまうことがあります。
これは、メールが中継される過程で、送信元IPアドレスが変更されたり、メールの内容が一部変更されたりするためです。
送信ドメイン認証が無効になってしまうと、受信側のメールサーバーは、そのメールが正規のものであるかどうかの判断が難しくなり、迷惑メールとして扱われてしまうリスクが生じます。
この問題を解決するために開発されたのが、「ARC(AuthenticatedReceivedChain)」という認証技術です。
ARCは、メールが中継される際にも、元の送信者認証情報を安全に引き継ぎ、検証可能にするための仕組みを提供します。
具体的には、メールが転送されるたびに、転送元のサーバーが認証情報を記録し、受信側は、その記録された情報と、メール本体の認証情報を照合することで、メールの正当性を確認します。
ARCを導入しているメールシステムを利用することで、メールが転送された後でも、送信ドメイン認証が有効な状態を維持しやすくなり、迷惑メール判定による到達率の低下を防ぐことに貢献します。
迷惑メール対策におすすめのメール配信システム

- ■ API連携・SMTPリレーサービス「マイスピー」
■ 大規模配信を低価格で実現「マイスピー」
メール配信システムによる迷惑メール対策について解説します。
API連携・SMTPリレーサービス「マイスピー」
メールの到達率を最大化し、迷惑メール判定のリスクを最小限に抑えたいとお考えの企業にとって、高機能なメール配信システムは不可欠なパートナーとなります。
マイスピーは、API連携やSMTPリレーサービスを通じて、開発者が自社システムにメール送信機能を組み込むことを可能にするサービスです。
このサービスは、特に、大量のメールを安定的に、かつ高確率で届けたいというニーズに応えるように設計されています。
マイスピーの特長は、その高い到達率にあります。
長年のメール配信ノウハウに基づき、IPレピュテーションの管理、送信ドメイン認証(SPF,DKIM,DMARC)の最適化、そして各ISP(インターネットサービスプロバイダ)のポリシーへの準拠などを徹底しています。
これにより、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクを大幅に低減します。
また、API連携により、既存の顧客管理システム(CRM)や販売管理システムなどと柔軟に連携させることが可能です。
SMTPリレーサービスとしても利用できるため、既存のメール送信環境からの移行もスムーズに行えます。
導入事例も豊富であり、迅速なサービス開始が可能な点も、ビジネスのスピード感を重視する企業にとっては大きなメリットとなるでしょう。
大規模配信を低価格で実現「マイスピー」
メールマーケティングの効果を最大化するためには、単にメールを送信するだけでなく、いかにして受信者の受信トレイに確実に届けるかが重要になります。
「マイスピー」は、長年にわたり国内のメール配信サービス市場で、信頼性の高いサービスです。
その最大の特長は、大規模なメール配信を、非常に低価格で実現できる点にあります。
しかし、価格の手頃さだけではなく、迷惑メール対策に関しても万全の体制を整えています。
マイスピーは、長年の運用実績とノウハウに基づき、IPアドレスのレピュテーション管理、送信ドメイン認証(SPF,DKIM,DMARC)の最適化、そして最新のISPのガイドラインへの準拠などを徹底しています。
これらの取り組みにより、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクを最小限に抑え、高い到達率を実現しています。
さらに、マイスピーは、開封率やクリック率といった効果測定機能も充実しており、配信結果を分析して次回のメール施策に活かすことができます。
機能や料金体系についても、ウェブサイトで詳しく確認することができ、実際にサービスを試用することも可能です。
メール到達率の向上と、コストパフォーマンスを両立させたいとお考えの企業にとって、マイスピーは非常に有力な選択肢となるでしょう。
まとめ:迷惑メール判定を防ぎ、メール到達率を高めるために
メールが迷惑メールに振り分けられてしまう原因は、送信ドメイン認証の不備、IPアドレスやドメインのブラックリスト登録、不適切な本文・件名、送信元IPアドレスの信頼性低下、「なりすまし」の疑いなど、多岐にわたります。
これらの問題に対処し、メール到達率を向上させるためには、まず、SPF、DKIM、DMARCといった送信ドメイン認証を確実に設定・運用することが不可欠です。
次に、自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていないか定期的にチェックし、登録されている場合は速やかに解除申請を行う必要があります。
メールの件名や本文に含まれる言葉遣い、記号の使用、URLの記載方法にも注意を払い、迷惑メールと誤解されないように配慮しましょう。
また、受信者からの事前の許諾を得ること、そして、メールには必ず登録解除リンクを設置することが、迷惑メール報告率を低減させる上で重要です。
さらに、大量配信を避け、IPレピュテーションを良好に保つことも大切です。
これらの対策に加え、BIMIやARCのような最新の認証技術の導入、そして、高到達率を実現するメール配信システムの活用も、メール到達率をさらに高めるための有効な手段となります。
今回ご紹介した原因と対策を参考に、ご自身のメール送信環境を見直し、大切なメールが確実に受信者の元へ届けられるように、日々の運用改善に努めていきましょう。